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MCT-J ネットワークの石垣会長より開催のご案内【オンラインD-MCTトレーナーWS 8週連続講座】

 「オンラインD-MCTトレーナー・ワークショップ8週連続講座」への参加を ご希望の皆様へ  うつ病のメタ認知トレーニング(D-MCT)の特長の1つは、「モジュール化」されてい ることです。モジュール化とは、一つひとつの内容が完結したまとまりを持ちつつ、相互 に関係している、という意味です。 D-MCTを開発したドイツ・ハンブルク大学のグループは、8つすべてのモジュールを実 施することが望ましいとしていますが、日本の臨床現場ではさまざまな理由からそれがで きないこともあります。 モジュール化されていると、対象となる当事者(あるいは当事者グループ)に適したモ ジュールを、(1)自由に選んで単発で実施する、(2)順番を入れ替えて実施する 、(3)いくつかのモジュールの組み合わせを作って実施する、などの方法も考えること ができます。 こうした自由な使い方をして、はたして効果が出るのか?という点に関してはまだエビ デンスがありません。しかし、「8つのモジュールすべてを実施できないならやらない方 が良い」という白黒思考はよくないのではないでしょうか。うつ病に対する効果はまだ明 らかでなくても、D-MCTの「さわり」やエッセンスを伝えるだけでも、当事者には大きな 利益になると私は確信しています。 このワークショップでは、8回すべてに参加される人もいらっしゃるでしょうが、ご興 味のある回(モジュール)、あるいはお時間の都合がつく回だけでもぜひ参加していただ きたいと思います。それが可能なのは、やはりモジュール化のおかげであり、当事者同様 トレーナーもその利点を体験されることを期待しております。 2021年9月吉日 MCT-Jネットワーク   会長 石垣琢麿 MCT-J Network - D-MCT

まずトレーナー自身が、こころのメンテをよく行ってください

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  Photo by Francesco Califano on Unsplash クライエントのさまざまな話や問題を受け止める立場であるので、 自己が不安定だとそれらにうまく対応できず、 自己のメンタルにも影響が及んでしまう場合もあるでしょう。 表面的なところは、気晴らし、気分転換 基本的な部分は問題の整理と対処、自己との境界線の引き方、 カウンタートランスファランス(逆転移)の予防など しっかり自己のこころのメンテを実施してください。 リラクゼーションは五感を使って マインドフルネスで客観性をもち メタ認知で自己の考えをチェック、セルフモニタリング トレーナー/セラピストになり、自己の心のメンテは 認知行動療法がとても役に立っています。 何か問題がある場合は、ご相談ください: d-mct@satorimtcbt.page MCT-J Network Project D-MCT