D-MCT/CBT- トレーナー/セラピストの精神保健に役立っています
本日、2月から始まったD-MCT勉強会の一区切りだったが、
その時に話題に出たことを書いておこうと思う。
CBTベースのD-MCT/うつ病のためのメタ認知トレーニング、
内容を自分のものにすると、まずトレーナーが助かると思うのだ。
特に、8モジュールの半分を占める『考え方のかたより』
メンタル・フィルター、過度の一般化、完全主義、「すべき」思考、
非機能的な帰属スタイル、拡大解釈と値引き
そして、結論の飛躍であるマインドリーディング、運命占い
予言の自己成就、確証バイアス等々
うつ病にかかると特徴的に見られるものではあるが、
通常、我々の生活上でよく遭遇する考え方のかたよりだ。
自分がかたよりまみれなことを考えて発言していたりするし、
まわりの人々が、テレビのタレントやコメンテータが、CFのキャッチコピーが
かたよりの塊にようなことを言っていたりする。
よくあることだ。
しかし、なるべくかたよらずにバランスの良い考え方をして気持ちよく暮らしたい。
強いかたよりをもって話す人とは距離を空け、バランスのよい考え方を持っている人と近くにいたい。
そのために、D-MCTの内容を頭に入れ、自分の生活に応用してみる。
そうすると、いかに自分の考え方がかたよってしまうことが多いかわかり、
もっと自分の目標に向かった建設的な考え方ができるようになるのだ。
自己の思考チェックはこの3つ
(プッチ)
①私の考えは事実に基づいているか。
②私の考えは目標を達成するのに役立つか。
③私の考えで感じたい感情が湧いてくるか。
私は米国でのインターン時代、就職するためにCBTのトレーニングを受け始めたが、
それがそれ以降の私の精神状態に大きく寄与している。
若いときよりも気持ちが楽に生活することができるようになった。
だから、クライエントに自信をもって勧めることができるのだ。
よくCBTのことが嫌いであろう心理士や関係者に、”CBTって効かないよ”等の言葉を
面と向かって言われることがときどきある
(これって、日本の心理業界の人材の問題だと思う(;^_^A)
でもまったく平気なのだ。だって、効果があることを実感しているからだ。
私自身にも効果があるし、これまで多くの方が改善してきているのを見ているのだ。
ということで、まずはトレーナー自身のメンタルヘルスに役立つかどうかを
試してみてください。
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